令和5年9月29日(金曜日)、山口市消防本部は、男性が急に倒れ心肺停止となった救急事案において、迅速で的確な救命処置を実施した4人と施設事業所に対し、感謝状を贈呈しました。
感謝状を贈呈されたのは、山口市小郡KDDI維新ホール内の「メディフィットラボスポーツクラブ」の運営を行う山口スイムサービス株式会社と、「メディフィットラボスポーツクラブ」従業員の鈴木英明さん、藤井千尋さん、佐伯優香さん、外部講師の滝口佳彦さんの4人です。
表彰された4人は、令和5年8月29日(火曜日)17時40分頃、「メディフィットラボスポーツクラブ」内において60歳代男性がランニングマシン利用中に意識を失い倒れたところ、119番通報、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの使用による救命処置を連携して実施し、救急隊が到着した時には意識が回復している状態でした。その後、救急隊による病院搬送を行い、現在、倒れた男性は社会復帰に向けてリハビリをされています。
感謝状贈呈にあたって、酒井健消防長は、「皆さんの勇気ある行動によって、一人の尊い命を救うことができたことに深く感謝する。皆さんの行動を、今後の救命講習の中でも模範的な事例として紹介していきたい」と感謝の意を述べました。
胸骨圧迫を実施した鈴木英明さんは、「当時は、助けたいという気持ちで一生懸命でした。会社で救急講習を受けていたのが1番大きいと思います。毎年同じ内容ではあるものの、その積み重ねがとても大事だと改めて思いました」と述べられました。AEDの操作を行った藤井さんは「よく来てくださる会員様だったので、元気になられて本当に良かったという思いでいっぱいです」と述べられました。「メディフィットラボスポーツクラブ」では、毎年1回、山口市消防本部による普通救命講習を受講されており、今回感謝状を贈呈された4人も受講されていました。
山口市消防本部では、定期的に救命講習を実施しています。ぜひ講習を受講して、救命の知識・技術を学んでください。詳細は下記のページをご覧ください。
【救命講習のご案内】
https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/101/4255.html
記念撮影の様子
感謝状を贈呈する様子(左から鈴木さん、酒井消防長)
消防本部 消防総務課 Tel083-932-2600